詩1

私は恐竜を求めて時空の旅に出る
恐竜のいた地球を空想する
恐竜時代の緑は熱帯雨林のように茂り
相当量の雨が降っただろう
いくつもの火山が噴出し
溶岩流が海へ流出していただろう

おとなしく草を食うのもいただろうが、
馬よりも速く走り、貪欲で凶暴な恐竜も多い
生まれたての子供の恐竜でも吠えれば怖い
弱肉強食の世界ではいつかは食われてしまう
爪や牙を磨いている隙に襲われてしまうだろう
好んで恐竜を食う恐竜だっていたはずだ

ティラノザウルスににらまれた時、
どんな恐竜でもジャングルに潜り込み、トカゲのように身を隠す。
肉食竜は苦笑しながら立ち去る？・・立ち去るわけがない！
野生獣は狙った獲物は逃さない。尾まで隠すのは至難の業だ。
夜には満天の星が出るとは言え、こんな恐竜の世界は恐ろしい。
生き残れない恐竜時代にはタイムスリップなどしたくない。
３Ｄシアターのように外から眺めて空想に酔いしれるだけにしたい。
サテライトのように空から伺い見るだけにしたいね。